2019年新作ライトノベル・ノベルズランキング
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2019年新作ライトノベル・ノベルズランキング第1弾を紹介していこうと思います!
今回対象とさせていただいた作品は、”2018年12月~2019年2月までに出版された新作ライトノベル”です。
10作品紹介していきます。
ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。
では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルとの”出会い”があればと思います。
2019年新作ライトノベル・ノベルズランキング【2018年12月~2019年2月編】
INDEX
- 1 2019年新作ライトノベル・ノベルズランキング【2018年12月~2019年2月編】
- 1.1 第10位:「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」〈著者:仁木克人 イラスト:茨乃〉
- 1.2 第9位:「シキガミ×クエスト」〈著者:ヒツキノドカ イラスト:柴乃櫂人〉
- 1.3 第8位:「異邦人、ダンジョンに潜る。」〈著者:麻美ヒナギ イラスト:クレタ〉
- 1.4 第7位:「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―」〈著者:上川景 イラスト:TEDDY メカニックデザイン:鷲尾直広〉
- 1.5 第6位:「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」〈著者:月夜 涙 イラスト:れい亜〉
- 1.6 第5位:「世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)」〈著者:黒留ハガネ イラスト:カット〉
- 1.7 第4位:「継母の連れ子が元カノだった」〈著者:紙城境介 イラスト:たかやki〉
- 1.8 第3位:「リアデイルの大地にて」〈著者:Ceez イラスト:てんまそ〉
- 1.9 第2位:「婚約破棄から始まる悪役令嬢の監獄スローライフ」〈著者:山崎響 イラスト:鍋島テツヒロ〉
- 1.10 第1位:「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」〈著者:古宮九時 イラスト:chibi〉
- 2 2019年ライトノベルランキング【2018年12月~2019年2月編】を振り返って
画像は【電撃文庫公式twitter】【スニーカー文庫】【オーバーラップ情報局公式twitter】【ファミ通文庫公式twitter】より引用
管理人が”2018年12月~2019年2月”までに出版された新作ライトノベルを読んだ本数は約20冊です(※読んだ本数が少ないのはご勘弁して下さい<(_ _)>)。
その読んだ約20冊の中で、管理人が気に入ったライトノベル10冊をランキング形式で紹介していきます。
第10位:「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」〈著者:仁木克人 イラスト:茨乃〉
「くっ、何故こんなにも美味しいのだぁぁぁぁ!」
魔界最強の姫ヴァルアリスは、人類を滅ぼすべく東京に降り立った。しかし、ヴァルアリスを待ち構えていたのはカレー、ラーメン、パンケーキなどのあまりに美味な人類の料理! はたしてヴァルアリスは食の誘惑に打ち勝ち、人類を根絶せしめることができるのか!?
ヴァルアリスの可愛さ×ご飯の美味しさにニヤニヤが止まらない最強グルメコメディ開幕!
人間界の食べ物を前にポンコツすぎる「ヴァルアリス」がとにかく可愛い!? 敗北する彼女を、驚愕する彼女のを様を楽しんで欲しい!
人間界の食べ物を食し「ヴァルアリス」の敗北と、一辺倒のストーリー展開なのですが、食べた時の彼女の驚き様よ……、可愛いすぎます。
「ヴァルアリス」がいつも美味しそうに食べるからついつい食べたくなっちゃいます。
そして、食べ物だけではなく店員の”食”に対する熱意も楽しませもらいましたよ!
メンチカツやカレー、そしてラーメン、お寿司、パンケーキにしろ、それらを作るために、提供するために、店員の熱意が確かにそこにあり、そんな要素も相まって1話1話ごとのエピソードを面白く読ませてもらいました。
そう、これは魔界の頂点にして至宝、戯れに竜をも屠る、絶対無敵、最強腐敗の竜魔神姫ヴァルアリスが……敗北する物語なのである。
既にこの魔界の長は、実質的には「ヴァルアリス」。現王は形式として玉座についているが、求心力を失って久しい。
「ヴァルアリス」が王族に代々課せられた試練、すなわち”滅界儀式(ホロボシタル)”を終えた暁には、彼女が名実共にこの魔界を統べる者となる。
実行はこれから。今を以て人間界を消滅する……、”竜魔神姫(トンデモナイゼ)”、「ヴァルアリス」によって……。
もはや人類に生存の道があるはずもなかった。人の世界の滅亡。「ヴァルアリス」は自ら振るう魔法によって、易々とそれを実現するであろう。彼女に慈悲はなく、人類には彼女に抗う力などない。
だが、忘れてはならない。
人類のグルメに敗北しポンコツとなっていく「ヴァルアリス」の様をぜひ目に焼き付けてほしい! 気になった方はぜひ読んでみて下さい。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★☆☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★☆
第9位:「シキガミ×クエスト」〈著者:ヒツキノドカ イラスト:柴乃櫂人〉
妖怪と契約して自らの力とする“式神使い”。その末裔・水門アキラは、天才である幼馴染と比較される日々を送っていた。対抗心を燃やして修行するも、妖怪の減った現代では強くもなれない―はずが突如妖怪(モンスター)溢れる異世界に転移!?出会った健気な冒険者・リーシェの案内で異世界を探索するアキラは、現代仕込みの荒業で次々とモンスターを討伐→契約し、成長していく。そして遂に幼馴染に匹敵するほど強力なモンスターと対峙した時―アキラは立ち塞がる全てを超え、不遇な過去に逆転劇をもたらす!!スニーカー大賞“優秀賞”受賞、いずれ最強へと至る式神使いの異世界冒険ファンタジー!!
式神使いが無双する異世界ファンタジーがここに堂々開幕! 熱い、熱すぎる!!
王道中の王道! 熱くて熱い作品で、テンポよく読み進める面白さです。
異世界転移から始まる逆転劇、主人公の強さに惹かれるし、ヒロインの努力にも自然と応援したくなってしまいますよ。
天才の幼馴染に勝ちたいという信念のもと、異世界で主人公は無双していくのですが……、しっかりとした芯のある強さに共感を持てると思います。
戦闘シーンに関しても描写が浮かんでくるほど熱く、引き込まれてしまいましたね~
大気に満ちる霊気を操り、術を用いて物の怪を退治する者を妖術師と呼んだ。
術師としての教育を受け、妖術師協会から式神をもらって見習いを卒業した「水門アキラ」は妖魔退治に精を出す日々である。
そんな「アキラ」は幼馴染である「火崎灯也」のことを地球上で一番嫌っていた。
なぜなら、俺はこの幼馴染に一度も勝てていないから……、およそ”三千”にわたる敗北を積み重ねている。
あの幼馴染をいつか絶対に負かしてやることが俺の悲願である。努力を惜しまず、弱点を探して……、たとえどんな手段を用いても。
「第23回[秋]スニーカー大賞〈優秀賞〉」を受賞した作品! かなり熱い作品ですので気になった方はぜひ読んでみてくだされ。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★☆☆
第8位:「異邦人、ダンジョンに潜る。」〈著者:麻美ヒナギ イラスト:クレタ〉
この異邦人、大胆にして過激!
異世界転送の事故により、ただ一人転移に成功したソーヤ。今、困難に満ちた異世界探索行が始まる! その途中で出会ったのは、欺瞞と秘匿の神・ミスラニカ、森を追放されたエルフの姉妹、そして個性的な仲間たち。悪漢冒険者に鉛玉を喰らわせ、下種な王族を叩きのめし、ソーヤは死と隣り合わせのダンジョンに挑む。危険と謎に満ちた新たなダークファンタジー、開幕!!
リアルさを追求した異世界ファンタジーラノベ! 「ソーヤ」の破天荒さには驚愕ばかりさせられる!?
ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテスト《大賞》を受賞した作品! 物語に、世界観にグイグイと引き込まれてしまいますよ。
読んでいて次から次へと巻き起こる展開に予想がつかなくなるし、主人公の破天荒さには驚かされました。
容赦ない数々の描写……、主人公は強いか強くないのかよく分からないのですが、近未来SF要素を取り入れた過激さは嫌いではないです。
独特の世界観に、よく考えられた話の設定、そして、伏線の数々……、ファンタジーラノベとして目を光らせる邪道の作品。
異世界で本当のファンタジーをしていると思わせてくれるリアルさがあり、とことん追求できる面白さです。
1946年七月。異世界の存在が確認され、そこはまさに新天地。
人々の夢と羨望がそこにはあったのだが……、夢は覚めるものである。
異世界に送られた大隊は全滅し、原因は不明。異世界との間で不可侵条約が結ばれ、人類は異世界から目を背けるようになり、宇宙に目を向けるようになった。
僕がその企業と出会ったのは三月の終わり……、妹の問題で憂鬱になっていた僕には金が必要であった。
仕事の内容は、『々(おどりじ)の尖塔(せんとう)』と呼ばれるダンジョンの五十六階層にて採取できる素材を一年以内に入手すること。
異世界ラノベとしては異質であり、苦労ばかり経験する日本人の奮闘シーンを目に焼き付けて欲しい。気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★☆☆
第7位:「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―」〈著者:上川景 イラスト:TEDDY メカニックデザイン:鷲尾直広〉
機甲車が這い、弾丸魔法が降る、東国と西国の百年に及ぶ戦争。追い詰められた東の少年兵レイン・ランツは、見慣れぬ弾丸を放ち、敵将校を殺害する。――刹那、世界が一変した。戦場は通い慣れた士官学校へ切り替わり、死んだはずの級友の姿も。戸惑うレインに、弾丸を作ったという少女エアは告げる。「撃った相手を最初からいなかった世界へ再編成する“悪魔の弾丸”。このまま使いたい?」終わりなき戦場を前に、レインの決断は――「終わらせる。変えてやる。この弾丸で、全てを」
世界の理を撃ち抜く、少年と少女の戦いが始まる――。第31回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞のミリタリックファンタジー!
苦難を乗り越え二人の関係が深まっていく瞬間、展開が読めず紆余曲折する場面……、全てが最高でした!
「第31回ファンタジア大賞〈大賞〉」受賞作! 素直に面白かったし、好みも合わさって百点満点をあげたい!!
終わりなき戦争を”悪魔の弾丸”で終わらせるため、世界を何度も何度も何度も何度も世界を再編成していくミリタリックファンタジー。
独創性に溢れた斬新な設定・世界観、そして「おっ!?」と思わせるストーリー展開……、全てが最高で文句なしの大賞作品でした。
主人公は世界を再編成する弾丸を手にするも、紆余曲折する場面が何度もあり後の展開が読めない。
戦闘描写に関しても緊迫した戦闘を強いられていき、手に汗握る展開を見せてくれますよ。
世界を切り替えるその弾丸の正体は、人間の存在を消す弾丸。撃った相手の”全て”を世界から消す。
東の国『オルトメニア』と西の国『ハーバラント』。二国の軋轢は百年前から続いており、機甲車『エクセルア』開発の先をゆく西国が猛威を振るっていた。
その機械兵器とは別に人を殺すためだけの技術……、それは実弾に魔力を付与し、様々な効果を発現させる”弾丸魔法”と呼ばれる純粋な軍用兵器。
東国の士官候補性「レイン・ランツ」は敵国に追い詰められ、死の瀬戸際に立たされていた。
死を覚悟した「レイン」はライフルを構え、胸元を探って掴んだ一発は”銀色の弾丸”。通常の弾丸とは異なる色合いのそれは先日拾ったものだ。
「レイン」は引き金を引き、銀色の弾丸で今回の首謀者とも言える人物を絶命させることになるのだが、その瞬間世界が切り替わった。
人間の存在を消す弾丸で世界を再編成するミリタリックファンタジー! 戦っていく中で彼は彼女は何を抱くのか? 気になった方はぜひ読んでくだされ!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★☆
第6位:「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」〈著者:月夜 涙 イラスト:れい亜〉
世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。彼が異世界で請け負ったミッションは只一つ。【人類に厄災をもたらすと予言された《勇者(きかくがい)》を殺すこと」その高貴なる任務を完遂すべく、暗殺者は美しき従者達と共に異世界を暗躍する。
現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。「面白い、まさか生まれ変わってもまた暗殺することになるとはね」転生した“伝説の暗殺者”が更なる高みへと駆け上がる! 限界突破のアサシンズ・ファンタジー!!
元世界最高峰の暗殺者が異世界で無双するアサシンズ・ファンタジー開幕! テンプレなんて言わせない……。
中二心をくすぐられながらも、予想を超えて面白かったライトノベル。
異世界で主人公最強……? テンプレなんて言わせねぇ。
神童と呼ばれながらも努力を続ける主人公に共感を持てるし、規格外と呼ばれる敵とどのような戦闘を見せてくれるのか序盤からのワクワク感。
暗殺者として容赦ない戦い方、独特の魔法などなど……、読み応え要素はたくさんありますよ。
なお、暗殺者としての戦闘シーンも熱いですが、医学や経済を極め、更なる高みへと駆け上がっていく様も読み応えがあります。
暗殺者家業も今日で引退……、世界最高峰の暗殺者と呼ばれた私は老いには勝てず暗殺を教える教員になる予定であった。
しかし、さんざん命を奪ってきた私は口封じのため、命を奪われることになる。
組織の道具として、感情を殺し、ただ忠実に命令を果たしてきたのに裏切られた。死ねと言われれば、その使命すら果たすぐらいの忠誠心はあった。
もし、次の人生があるのなら、誰かの道具ではなく、自分のために生きよう。この技と知識と経験を己のために使えば、きっと……。
そして、目を覚ますとそこは神殿であり……、あの状況で助かるはずもない。さっきのは夢か?
「いえ、違います。さきほどまでのは現実。あなたは世界最高の暗殺者でありながら、間抜けにも自分が暗殺されたのです。ぷっ、くすくす」
「小説家になろう」発の大人気作品! ちなみに、「回復術師のやり直し」と同じ作者さんだったりするラノベですので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★☆☆
第5位:「世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)」〈著者:黒留ハガネ イラスト:カット〉
ある日突然、超能力に目覚めた佐護杵光。そしてその力を狙う悪の組織が、突如彼の前に現れ――なかった。隣の家の幼馴染が実は退魔師の子孫だと発覚し――なかった!謎の美少女が転入し―なかった!! 平和過ぎる日常に逆ギレした佐護は、自分自身が秘密結社になる事を決意する。日本中を探して見つけた有能美女・鏑木栞を副官に引き入れ秘密結社「天照」を創設、資金調達事業も成功。蓮見燈華、高橋翔太という新メンバーも加えたところ、ついに世界を滅ぼす魔王が現れ――なかった! そこで佐護は、とある計画を思いつくことになり…?
ひとりの最強能力者が紡ぐ、圧倒的マッチポンプギャグコメディ、開幕!!
自作自演して世界の闇と戦うまさに発想を転換したラノベ! 超能力とは非日常を作り出すものである……。
超能力秘密結社を創設し、自らが非日常を作り出すという何とも斬新なライトノベル!
超能力に目覚めたが、目覚めただけで特に何も起こらない……、何も起こらなければどうすればいい?
”俺が! 俺自身が! 超能力秘密結社だッ!”自分自身が秘密結社となり、非日常を演出してやればいい。超能力を使う同胞を集め、共通の敵である世界の闇を作り出してやればいい。
自作自演する主人公、そして、主人公によって超能力に目覚めた同士たち……、そんな展開にコメディが加わり、加速化する非日常にどんどん読みたいという気持ちが強くなっていきますよ。
「佐護杵光(さごきねみつ)」……、ごく普通の高校生だった彼はある日、超能力に目覚めることになる。
そんな「佐護」は超能力に目覚めた日から基礎訓練を重ね、念力の熟練度を上昇させる日々を送った。
平凡に念力を鍛えて、何事もなく鍛えるだけで終わるかもしれない。
しかし、極限まで鍛えたら、念力で大騒動を起こすのも悪くない。もしかしたら目も覚めるようなファンタジーが幕を開ける事も無い事もないかもしれない。
それまではただひたすらに念力を鍛える事にしよう。
そんな「佐護」は後に自問を繰り返し、心に二年間の社会人生活で消えていた火が灯る。”非日常がやって来ないなら、俺自身が非日常を作ってやる。”
「超能力とは一体何なんだ?」……、中二心をくすぶる圧倒的マッチポンプギャグコメディ! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★★
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★☆☆
第4位:「継母の連れ子が元カノだった」〈著者:紙城境介 イラスト:たかやki〉
ある中学校である男女が恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって……卒業を機に別れた。そして高校入学を目前に二人は――伊理戸水斗と綾井結女は、思いがけない形で再会する。
「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」
親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!?
両親に気を遣った元カップルは、『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるが――お風呂上がりの遭遇に、二人っきりの登下校……あの頃の思い出と一つ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい!?
元カノが義理のきょうだいになるラブコメだとっ!! 甘くて甘く、悶えに悶える二人の関係にニヤニヤ……。
甘い、甘すぎる! 一つ屋根の下で繰り広げられるラブコメ、いがみ合う二人であったが再び異性として意識しちゃったりして……。
そんな二人のイチャイチャしているシーンを読んでいると、「もうはやく付き合って! 元の関係に戻ってっっ!!」って何度も心の声を発してしまいます。
もうあんなラブコメをされたらニヤニヤせずにはいられないし、悶絶必至です。
また、屋根の下から始まる義理のきょうだいとしての設定が良いですよね。
このようなラブコメを今まで読んだことがないですし、屋根の下だからこそ進展する関係もあったりして……、もう最高です。
僕は自分の家の玄関で、睨み合いを演じていた。相手は同い年の女子で、これで三回目。
二人はきょうだいであったのだが、義理のきょうだい……、僕こと「伊理戸水斗」と彼女こと「伊理戸結女」は親の知らない本当の関係を知っている。
――ほんの二週間前まで、彼氏彼女の関係だったということを。
今となっては若気の至りしか言いようがないが、僕には中学二年生から中学三年生にかけて彼女というものが存在したことがある。
彼女の名前は「綾井結女」……、僕は彼女と何度もイチャイチャしキスもしたことがあるのだが、今彼女に言えることは一つ……、”くたばれ”。
第3回カクヨムWeb小説大賞コンテストラブコメ部門大賞を受賞した作品! 悶えに悶えるラブコメラノベ! 面白いこと間違いなしですので気になった方はぜひ読んでみて見てくださいな。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★★
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
第3位:「リアデイルの大地にて」〈著者:Ceez イラスト:てんまそ〉
事故によって生命維持装置なしには生きていくことができない身体となってしまった少女“各務桂菜”はVRMMORPG『リアデイル』の中でだけ自由になれた。ところがある日、彼女は生命維持装置の停止によって命を落としてしまう。しかし、ふと目を覚ますとそこは自らがプレイしていた『リアデイル』の世界……の更に200年後の世界!? 彼女はハイエルフ“ケーナ”として、200年の間に何が起こったのかを調べつつ、この世界に生きる人々やかつて自らが生み出したNPCたちと交流を深めていくのだが――。
世界観が素晴らしすぎる! 活き活きとしてキャラクター、ストーリーの展開どれをとっても文句なし!!
「小説家になろう」で何故かず~~~と書籍化されなかった作品が「ついに書籍化した!」っていう作品ですね~
今ではありがちなテンプレ展開ですが、そんなことを思わせないほどの世界観とキャラクター、そして、テンポあるストーリー展開。
チート過ぎる「ケーナ」が目覚めたのは、200年後というリアデイル世界。
そんな世界でほのぼ~のと過ごす「ケーナ」と、彼女と交流を深めていく数あるキャラクターたち。
他の作品にはない独自性が確かにあり、読み応えは抜群……、読み終えた後、「読んで良かった」と心から思えましたね~
200年後の世界でハイエルフ「ケーナ」としての物語が今始まる!?
「各務桂菜(かがみけいな)」、彼女は交通事故により生命維持装置なしには生きていくことができない身体となってしまった。
突然の停電による生命維持装置の停止によって「桂菜」は、命を落としてしまい……。
現実から精神だけが『リアデイル』の世界へと逃げ延びたのだろう。――つまりは「各務桂菜」という肉体の死。
しかも、目を覚ますとそこは200年後の『リアデイル』の世界そのものであった。
ハイエルフ「ケーナ」として、まずは何にしてもこの世界の常識を知るところから始めねばならない。
ファン待望の書籍化にして傑作ノベルズ! 「ケーナ」の今後をずっとを読んでいたいと思わされるので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★★
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
第2位:「婚約破棄から始まる悪役令嬢の監獄スローライフ」〈著者:山崎響 イラスト:鍋島テツヒロ〉
公爵令嬢レイチェルは、許嫁であるエリオット王子から身に覚えのない罪を理由に婚約を破棄され、地下牢に投獄されてしまった。これは恋敵の陰謀か、はたまた政敵の罠か……!? そして、レイチェルは思った―――!!
プリズンイエーッ! ゴロゴロし放題のスローライフ! 王妃教育もサボれてうるさい使用人もいない……
楽しい休暇の始まりだ!
準備万端整えていたレイチェルは、獄内でだらだら生活と王子への嫌がらせを心置きなく満喫する―――!!
「プリズンイエーッ!」、監獄の中で好き放題スローライフ!? 斬新で面白すぎるコメディライトノベルをぜひぜひ!
タイトル通り監獄でスローライフする展開。凄く面白いノベルズでサクサク読めてしまいますよ!
とにかく「レイチェル」の行動が面白すぎます。
監獄の中でやりたい放題……、こんなことまでできるのかというくらい悠々自適なスローライフを送ることになります。
なお、監獄という一つの空間であそこまで話を膨れさせることができるのは”流石”の一言です。
そして、登場人物も個性があって魅力的。「レイチェル」の思惑通りのいらだちを見せてくれるのは良い!
盛会だった夜会は、突然王子が行った婚約破棄宣言で静まり返っていた。
王の長男である「エリオット」王子は、赤毛をツインテールにまとめた可愛らしい令嬢「マーガレット」を抱きながら一人の令嬢を憎々しげに睨めつけていた。
王子の(元)許嫁、ファーガゾン公爵家の長女「レイチェル」……、チョコレートブラウンの髪をアップにまとめた大人びた彼女は、こんな事態でも冷静さを保って粛々と引きずられていた。
「レイチェル。貴様に良心があるのなら、せめて最後にマーガレットに謝罪をせよ!」
「私はそんなことはしておりません。だから貴方の彼女に謝ることなど何一つありません」
なんでこいつは反抗的なのだ……! 「レイチェル」の変わらぬ態度……、特に大人が子供をたしなめるような態度にいらだちを隠せなかった。
また、どうしても謝罪しない婚約者を王子は罰したいという気持ちを抑えられなかった。
「レイチェル、人生は長いのだ。監獄暮らしをたっぷり楽しむがいい」
「ええ、殿下。せっかくなのですから、ゆっくり楽しませていただきますわ」
コメディと監獄、そしてスローライフと異質な組み合わせでかなり面白い作品です。気になった方はぜひ読んでみて下され。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★★
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
第1位:「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」〈著者:古宮九時 イラスト:chibi〉
「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」
「受け付けられません!」
永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端――魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。
こんな至高で甘美な世界感を味合わせてくれるのか……、読む前には想像もつかない壮絶なインパクトを与えてくれる傑作。
こういう作品にこそ”傑作”という言葉がよく似合う。
まさかここまでのめり込んで読んでしまい、その全てに何もかも魅了され、ページをめくりたくなる気持ちを抑えられなくなるほど嵌まってしまうとは誰が予想できようか。
本当に最高の一言でした……、おそらくここまでのクオリティだと今期五本の指に入ると私の感が囁いている。
毎回何らかの奇妙な事件が起こり解決していく「オスカー」と「ティナ―シャ」。そして、徐々に縮まっていく二人の関係……、完全に目が離せなくなってしまいますし、この先どうなっていくのだろうと続きが気になってしょうがない。
二人の絶妙な関係……、特に「ティナ―シャ」の心理描写を細かく描いているのも高評価であり、最後にどんな結末が待っていようともその”全て”を読みたいと心から思いましたね。
「これが魔女の住む塔か」……、目の前に建つ塔を仰ぐ彼には、気負いの欠片もない。
魔女……、それは大陸に五人しかいない、絶大な力によって異質とみなされる女たち。魔女は気まぐれに現れ、その絶大な魔力を以て災いを呼び、消えうせる。数百年もの長きにわたる畏れと災厄の象徴。
中でも最も強大な力を持つとされる魔女が、『青き月の魔女』で、彼女はどこの国にも属さぬ荒野に青い塔を建て、その最上階に棲んでいる。
この塔を登りきることのできた達成者は、彼女がその望みを叶えると言われているが、挑戦者が塔から帰らないと広まると、塔に近づく者は次第にいなくなっていった。
そんな塔を大国『ファルサス』の王位継承者である「オスカー」と、彼の従者「ラザール」が訪ねてきたのにはとある目的があった。
絶賛すること間違いなし!? 至高で最高な物語をぜひ心に刻み込んで欲しい! 気になった方はぜひ読んでみて下さいね。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【文章の構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★★
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
2019年ライトノベルランキング【2018年12月~2019年2月編】を振り返って
と、ここまで2019年新作ライトノベルランキングを紹介してきましたが、何か気になる作品は見つかりましたか?
個人的に今熱いのはノベルズであり、1位~3位がノベルズととにかく面白いんですよ!
書籍化を待ちに待った3位の「リアデイルの大地にて」や、コメディとして普通に笑える「婚約破棄から始まる悪役令嬢の監獄スローライフ」、そして、ファンタジーとして文句なしといえるほどの傑作ノベルズ「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」。
正直この3冊はどれが1位になっても過言ではないくらいのクオリティだったと思います。
その他にも「継母の連れ子が元カノだった」や「世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)」などライトノベルも面白いんですけどね。
別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。
紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~
あと、紹介していない作品などもあると思うのですが、「この作品はっ?」とかありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります、時間があったら、購入して読んでみます。
また、この記事の感想やこうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!
そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。
次はおそらく”2019年3月~5月”に出版された新作ライトノベル・ノベルズランキングを挙げれればいいと思っているので、ぜひよろしくお願いします(^^)/。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」