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2018年新作ライトノベルランキング【2018年6月~8月編】 厳選した10作品を紹介していく!

2018年新作ライトノベルランキング第3弾を紹介していこうと思います!

第1・2弾に引き続き今回は第3弾の紹介で、今回対象とさせていただいた作品は、”2018年6月~8月までに出版された新作ライトノベル”です。

今回も10作品紹介していきます。

ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。

では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルとの”出会い”があればと思います。

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2018年新作ライトノベルランキング【2018年6月~8月編】

画像は【電撃文庫公式twitter】【スニーカー文庫公式twitter】【富士見ファンタジア文庫公式twitter】【ヒーロー文庫公式twitter】より引用

管理人が”2018年6月~8月”までに出版された新作ライトノベルを読んだ本数は約15~20冊です(※読んだ本数が少ないのはご勘弁して下さい<(_ _)>)。

その読んだ約15~20冊の中で、管理人が気に入ったライトノベル10冊をランキング形式で紹介していきます。

第10位:「神アプリ曰く、私たち相思相愛らしいですよ?」〈著者:真野真央 イラスト:あずーる〉

翔の幼なじみ・凛珠は積極的なのにこちらがデレるとすぐにヘタレる。おかげで初恋同士だったが結ばれず、信頼度抜群のコミュニケーションアプリでも相性度は1%――と嘆いていたら、翔の恋愛力ステータスが幸運全振りに!? すると相性度最高な女の子との運命の出会いが早速訪れ、素敵な恋が始まると期待したのだが……。乙女チックな後輩や婚約を迫ってくる同級生など一筋縄ではいかない運命の相手が次々と出現!さらには凛珠の反撃も始まり――。おめでとうございます! お二人は幸せ間違いなしの相思相愛です!(一体誰と!?)
「相性度1%幼なじみ」VS「運命の出会い」ステータスが鍵を握る青春ラブコメ開幕!

デレるとヘタレる幼なじみが可愛すぎる!? ニヤニヤが最後まで止まらないし、これはおすすめしたくなるラブコメハーレムラノベ!

この作品は、『エルステ』と呼ばれる恋愛コミュニケーションアプリが若者の間で大流行している現代、そのアプリのおかげで何度もとある少女たちと運命の出会いをすることになる「友柳翔」と、相性度1%である幼なじみ「火澄凜珠」の姿を描いたラブコメものです。

アプリがあったからこそ急展開を受け入れられるラブコメ作品であり、「これならハーレムも納得かも……」と思えるかもしれませんよ!

納得のいくハーレムものを読むのは久しぶりであり、これはぜひともおすすめしたくなる1冊でしたね~

また、この作品はとにかく幼なじみが可愛すぎます。

デレるとすぐにヘタレるというポンコツぶりを何度も見せてくれる幼なじみ「凜珠」であるのだが、読んでいくうちに彼女を応援したくなっちゃいますね~

デレるがすぐにヘタレる幼なじみ「火澄凜珠」……、絶賛攻撃力全振り現象中!

馬乗りになって起こしてくる幼なじみの少女「火澄凜珠」、そんな彼女は突然「あんまりお寝坊だとぉ……目覚めのキスで、起こしちゃうよ?」とか言い出して……。

しかし、「友柳翔」が目を覚まして「いいぞ」と言うと、「凜珠」は「冗談なんですぅぅぅぅぅうううう!」とか言い出して「翔」の部屋から飛び出していく始末……、そう、彼女は「翔」がデレるとすぐにヘタレるのであった。

現代では若者を中心に大流行しているコミュニケーションアプリがあり、そのアプリとは『L-Status』、通称『エルステ』と呼ばれるアプリであった。

『エルステ』では、相手の”ステータス”が分かり、また、相手との”相性度”も分かるというものであって……。

それも他の追随を許さないほどに信頼度抜群な、縁結びの神アプリであり、そんな神アプリ曰く、「翔」と初恋の幼なじみ「凜珠」との相性度は、1%であるらしい。

一気読みしたくなってしまうほど魅力たっぷりの作品であり、ハーレム・ラブコメ好きは必読かもしれませんよ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第9位:「ハル遠カラジ」〈著者:遍柳一 イラスト:白味噌〉

私の名は、テスタ。武器修理ロボとしてこの世に生を受けた、はずである。人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの二人きりの旅。自由奔放な彼女から指示されるのは、なぜか料理に洗濯と雑務ばかり。「今日からメイドロボに転職だな、テスタ」。全く、笑えない冗談だ。しかしそれでも、残された時を主人に捧げることが私の本望に違いない。AIMD――論理的自己矛盾から生じるAIの精神障害。それは私の体を蝕む病の名であり、AI特有の死に至る病。命は決して永遠ではない。だから、ハル。せめて最後まで、あなたと共に。

「平浦ファミリズム」に続く新作の作品! 二人の旅の結末をぜひ知って感動してほしいし、色々なことを考えさせられる作品!

荒廃した世界でも悪くないなぁ~と思えるくらい優しくて様々なものが詰まった作品で、その魅力に引き込まれてしまいました。

この作品は、人類のほとんどが消え去った世界を舞台に、一人の少女「ハル」とロボットの「テスタ」が旅をしていくというストーリーになっております。

そんな旅の中でも、ロボットの「テスタ」には寿命があって……、最後の結末はどうなるのだろうってページをめくっていて何度も思ってしまいますよ。

また、機械の感情……、ここでいうと人工知能の感情にあたるのですが、その感情が直に伝わってきて、よりこの物語に浸れると思います。

人工知能たちにも自己矛盾を抱えており、最後の最後には”答え”を見つけていくシーンには凄く共感しましたね~

「テスタ」の病を治したくて……、せめて最後まで、「ハル」と共に……。

十六年前、人工知能を有する歩行型戦闘用補助ロボットとしてこの世に生まれた「テスタ」は、軍事用兵器として、人間を殺すための道具を造ることを、人々から求められていた。

しかし、現在では人間はほぼ滅びゆき、「テスタ」の役目は何故か「ハル」の世話へと変わっていった。

そんな消え去った地上で、「テスタ」は「ハル」という口の悪い少女と共に生き、旅をしており……。

しかし、「テスタ」の命は永遠ではなかった。

『AIMD(エイムド)』、それは、論理的自己矛盾から生じる人工知能精神障害のことであり、それは刻一刻と「テスタ」の体を蝕む病名であった。

時間と共に知性を侵略し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥ってしまう……、人工知能特有の、死に至る病。

久しぶりに『ガガガ文庫』で推したいと思った作品ですので、気になった方はぜひ読んでほしい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第8位:「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」〈著者:三田千恵 イラスト:しぐれうい〉

遠藤正樹は嘘がわかる特異体質で、川端小百合は決して嘘をつかない少女だった。そして学校のアイドル佐倉成美は、常に嘘をふりまく少女だった。ある日、川端と佐倉の共通の友人が亡くなってしまう。自殺という噂だったが川端は「彼女は殺された」と言い、佐倉も「彼女を追い詰めたのは私」とうそぶく。真相を知りたいと川端に頼まれた正樹は、その力で誰も知らない佐倉の心の内を知ってしまい――。願いと嘘と恋が交錯するトライアングルストーリー。

錯綜するそれぞれの感情……、そこから発展するストーリー展開は一気読み必須!?

ミステリー要素もありましたが、どちらかというと青春要素強めの作品でしたね~

この作品は、嘘がわかる少年と嘘をつく少女、そして、嘘を決してつかない少女……、三人が織りなす殺人犯捜し、トライアングルストーリーとなっております。

そんな殺人犯捜しの中で、嘘をつかない一人の少女に少なからず好意を寄せながらも、嘘をつく少女に徐々に好意を寄せていくシーンは読んでいてグッときましたね~

だから、最後のあの瞬間はたまらないんですよ!

また、個人的にはそれぞれの登場人物の心情をしっかりと捉えているシーンは読み応えがありましたね~

彼の名前は「遠藤正樹」、高校生である彼は物心ついた時にはすでに嘘が直感的にわかる特異体質であって……。

ただし、わかるのは、その言葉が真実ではなく嘘だということだけであり、たくさんある真実以外のうち、たった一つがわかるだけであった。

「遠藤」は悪意ある嘘も嫌いだし、その場しのぎの薄っぺらい嘘も、大嫌いで、どんな理由があっても、軽々しく嘘をつく奴は信用ならないと思っており……。

雨が降るそんなある日、「遠藤」はとあるクラスメイトに声を掛けられることになり……、その女子生徒の名前は「川端小百合」。

「川端」はクラスで浮いた存在であったのだが、「遠藤」は少なからず彼女に好意を持っていた……、なぜなら、彼女は決して嘘をつかないから……。

一方、「遠藤」のクラスには学校中のアイドルであり、誰にでも優しい「佐倉成美」がいて……、しかし、「佐倉」の言葉は嘘ばかり、そのため、「遠藤」は彼女のことが大嫌いであった。

錯綜する登場人物の感情……、そこから発展するストーリー展開……、読了感も文句なしでしたし、1巻でしっかりとまとまったレベルが高い作品だと思いますよ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第7位:「地球最後のゾンビ-NIGHT WITH THE LIVING DEAD-」〈著者:鳩見すた イラスト:つくぐ〉

 全世界を襲ったゾンビパンデミックから5年後――、人類はほぼ全滅していた。
 荒廃した東京をひとりさすらう少年ユキトはある日、「死ぬまでにやりたい10のこと」のため北海道を目指し旅をしている少女エコと出会う。いつも笑顔で明るい彼女だが、その正体は他に例のない“ゾンビ化していないゾンビ”だった。
 彼女の死を見届けるため、人類の敵とふたり旅に出ることにしたユキト。決意を胸に、朝日とともにいざ出発しようとするとエコがかわいく抗議の声を上げた。
「ゆっくんは、デリカシーがないなあ。支度はすぐだけど、昼間は出たくないの」
 尖った口先が、つまらなそうに続ける。
「腐っちゃうから」

最後まで読むと「エコ」の魅力に引き込まれてしまう!? 「エコ」と「ユキト」の旅にずっと浸っていたい……。

読んでいて最後の結末が分かってしまうけど、それでいて「ずっとこの物語が続けばいいのになぁ」って思ってしまいましたね。

とにかく「エコ」のキャラクターが凄く良いんですよ!

彼女はゾンビなのですけど、生きることに一生懸命であり、前向きなところは引き込まれてしまう要素でした。

そんな「エコ」と「ユキト」との会話も面白かったですしね~

なんかお似合いの二人で、彼らの旅を自然と応援したくなってしまいましたよ。

最後のその日まで……、「ユキト」は「エコ」を見張るために共に旅をすることになる!?

今から五年前に起きた未曾有の災害”インシデント”……、インシデントにより世界はゾンビに覆われ、人類はほぼ滅んでしまっていた。

そんな世界から五年後、現在ゾンビは存在しないと見られており……、そもそもゾンビには寿命があり、人が死ねば体は腐っていくからである。

そんな世界で十七歳となった「ユキト」は、ある日ビルの上から落ちていく一人の少女を目撃することになります。

インシデント以前に似た少女を見た記憶、しかし、その少女はもう笑わない……、笑うことができなかった……、のだが……。

「ユキト」はビルの上から落ちたその少女、すなわち、死体の少女ともう一度出会うことになります。

「エコ」の魅力にぜひ引き込まれてほしい。ゾンビがほぼ滅んでしまった世界を舞台に繰り広げられるボーイミーツガール! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第6位:「モンスターになった俺がクラスメイトの女騎士を剥くVR」〈著者:水瀬葉月 イラスト:藤ます〉

『プレイヤーがモンスターになって、敵である女NPCキャラの服を脱がせる』
 そんなVRギャルゲーをやり込む、引きこもり高校生の源斗。卓越した剥き技で美少女を裸にして楽しんでいた彼だったが、突如ゲームに異変が起きた。
 見知らぬフィールド、見知らぬキャラ、ログアウト出来ない事態。不審に思いながらも敵美少女の服を剥いていくが……。
「み、見るなって言ってるでしょう!」
「いっそ、一思いに、殺しなさいっ……!」
 そんなセリフを吐く女騎士セリスはどうやらNPCではなく、正統派VR‐RPGからやってきたリアル女性プレイヤーだったようで……? 二つのVR空間が偶然にも合一を果たした世界。モンスターと女騎士の(エロい)攻防の行方は!?

エッチィけど文章の表現力は凄まじいし、引き込まれた!? 話の設定も斬新で読了感も満足の一言!

とにかくエッチィライトノベルでしたよ!

しかも、女騎士でくっころの美少女キャラが出てくるのだから言うまでもなくエッチィ……。

文章から伝わるエッチィ表現……、イラストだけに頼らず文章の表現に引き込まれましたので、個人的にはおすすめの一冊でしたね~

話の設定もなかなか良かったですね~、二つのVR世界が融合というとありそうでなかった斬新な設定だと思いましたね~

そこから展開する話の展開にも納得がいきましたし、読了感も非常に良かったですよ!

VRゲーム『ELO』を楽しんでいた「ゲント・サザンウェル」に突如としてある異変がっ!!

「南井源斗」は高校一年生、絶賛引きこもり中……、彼はVRゲーム『Evil Life Online(ELO)』に没頭していた……、のだが……。

そのVRゲームは、”モンスターになってファンタジー美少女キャラの服を脱がそう”というニッチな方向性がテーマのRPGであった。

基本的に戦う相手はNPCの美少女キャラクター(エネミー)、街や城など決まったところにいる配置型美少女キャラ(プレイスドエネミー)と、ある程度のランダム性を持ってフィールドにポップする彷徨型美少女キャラ(ワンダリングエネミー)の二種に分かれており……。

このゲームの目的は、”美少女キャラを倒してえっちい姿を見る”ことであり、一方で、モンスター側のバトルにおいて覆せないルールがあった。

それは、美少女キャラへの攻撃は肉体ダメージではなく、装備(服)をいい感じに破壊すること、そして、美少女キャラを倒すと必ずHPが1残り、鑑賞モードに入るということであった。

エッチィの一言しか出てこない作品……、くっころの女騎士のあんな姿やこんな姿……、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第5位:「はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。」〈著者:旭蓑雄 イラスト:なたーしゃ〉

「くっくっく……さあ、ヤス。私が男になれるための練習台になるのです……!」
 生身の女子に性欲を抱けない男子高校生ヤスが同人即売会で出会った憧れの絵師ヨミさん。その彼女の正体は、性欲を集めて貪る淫魔・サキュバスだった!
 だけどサキュバスのくせに男性恐怖症だという彼女は、上司から課される搾欲ノルマをクリアするため、エッチな絵を公開して世の男性の性欲を集めることしか能の夢い業界の落ちこぼれ。
 一人前のサキュバスになるために「安全パイ」のヤスを利用して、男性と接することに慣れていこうとするヨミ。恋人の振りをするなかで次第にヤスに心惹かれていくが、一方ヤスはヨミの描くエッチな絵にしか興味を持っておらず……?

ドヤ顔ポンコツヒロインのサキュバスがデレッデレになる瞬間、彼女に夢中になってしまう!?

この作品は、二次元にしか興味を示さない「津雲康史」こと「ヤス」と、神絵師でありながら男嫌いでサキュバスでもある「夜美」との関係を描いた作品であり、読んでいく内に二人の関係がどうなっていくのか気になっていきますよ!

その中でもメインヒロインである「夜美」がとにかく可愛い……。

ドヤ顔ばかりで、ポンコツで残念なサキュバスなのですが、そんな彼女を読んでいくうちに虜になっていきますね~

そして、一巻の最後のページまで辿り着くと……、「夜美」のデレッデレの顔になる瞬間、もっともっと彼女を見ていたいと思うかもしれませんよ!

基本的には、ラブコメテイストで話が進んでいき、最初はチグハグな関係で進んでいくのですが、不器用ながらも二人の距離が縮まる瞬間をぜひ読んでみて下され。

女嫌いの二次崇高者「津雲康史」こと「ヤス」! 「ヤス」は本当に二次元にしか興味がない!?

あの日以来、リアルな女の子に興味をなくしてしまった「ヤス」は、都内で開かれているとある同人誌頒布会に顔を出しており……、「ヤス」は現在、二次元に住まう崇高な美少女たちに愛を注いでいた。

「ヤス」がこの同人誌頒布会にやって来たのには大きな理由があり、それは大人気絵師「ヨミ」さんが主催する同人サークルが参加するという話を聞きつけたからであった。

「ヨミ」さんの描く女の子は官能的で扇情的、そして、「ヤス」の趣味にどストライクなエロさを提供していた。

その場には「ヨミ」さんの他にコスプレ女もおり、急にそのコスプレ女から「……この女を見て、あなたは何も感じないのですか?」とか「エロいでしょう。こう、ぐっと魂に込み上げてくるものがあるでしょう」とかいきなり言われ……。

しかし、「ヤス」の返答はというと「だって、これは三次元の肉塊じゃないですか!」ということであり、「ヤス」はあくまで「ヨミ」さんのイラストにしか興味がなかったのである。

ポンコツで少しツンデレな「夜美」……、そして、ドヤ顔を見せるシーンもいい意味で腹が立つけど可愛いから許せる。気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第4位:「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」〈著者:ざっぽん イラスト:やすも〉

「君は真の仲間じゃない――」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。
「はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになっているとは露知らず、当の本人は辺境の地に移り住み薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!?
“のんびり楽しい薬屋経営”、“お姫様とのイチャイチャ生活”、報われなかった英雄による素晴らしき第2の人生がはじまる!

ツン期を終えたデレ期の「リット」が可愛すぎる!? 辺境でスローライフを送るほっこりと癒やされるほのぼの作品!

名前がとてつもなく長いのですが、「こんなのんびりとしたスローライフをしてみたいなぁ」と読んでいて何度思ったことか……、羨ましい。

この作品はタイトルの通り、勇者のパーティーを追い出された「ギデオン」が「レッド」という名に変え、辺境の薬屋でスローライフを送るという作品で、そこで登場するメインヒロインがめちゃくちゃ可愛いんですよ!

「レッド」は勇者パーティーを役に立たないという理由で追い出され、「なかなか可哀想だなぁ」と最初は思ってしまうのですが、「これ、追い出されて良かったんじゃね?」と思えるくらいスローライフが充実することになります。

そのスローライフで一緒に暮すことになる「リット」の仕草一つ一つが可愛くて、ツン期を終えた彼女のデレ期に注目ですね~

また、「リット」が何故ここまで「レッド」に好意を寄せているのかという所は読んで気になる所だし、勇者である妹「ルーティ」の存在も忘れてはならないでしょう。

勇者のパーティーを追い出されることになった「ギデオン・ラグナソン」はスローライフを送ることになる!?

暗黒大陸を支配する憤怒の魔王「タラクスン」による、アヴァロン大陸侵攻がはじまり3年……。

たった3年で4つの国が滅ぼされ、大陸の半分が魔王の手に落ちている状況の中、”勇者”「ルーティ・ラグナソン」が誕生し、世界を救うために旅立ったのであった。

そんな勇者とともに旅をしているのが「ギデオン・ラグナソン」……、そう「ルーティ・ラグナソン」は「ギデオン」の妹であって……。

「ギデオン」は、”導き手”という加護を持っており、小さい頃から王国近衛騎士クラスのレベルを持ち、当初は勇者よりも強かった……、のだが……。

「ギデオン」の加護は、勇者の旅立ちを守るためのものであり、旅立ちの頃は強くても、次第に仲間に追いつかれ、追い越され、パーティのお荷物へとなってしまっていった。

そして、旅をしていたある日、「ギデオン」は勇者のパーティーである”賢者”「アレス」から「君は真のパーティーではない」と告げられることになる。

「レッド」と「リット」によるスローライフが始まることになる序章の一巻!

二人の関係が気になってしょうがなくなりますし、とにかく「リット」が可愛すぎますので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第3位:「魔王の処刑人」〈著者:真島文吉 イラスト:とよた瑣織〉

魔術や魔王といった言葉自体が生まれて間もなかった太古の時代に、名も知られぬ人が、名も知られぬ魔に立ち向かった、不明の戦記があった。歴史が途絶えた魔の島にあるという『不死の水』の伝説は、古代文明の遺産として人々の欲望をかきたて、数多くの探索者達を魔の島へ送り込んでいた。処刑人の男・サビトガもまた、仕える王家のために魔の島に上陸する。過去の探索者達の記録を辿り、島を彷徨っていたサビトガは、野生の獣との交戦中に、一人の少女と遭遇する。なんとか獣を撃退し、意識を取り戻したときには少女は消えていた。代わりにシュトロと名乗る男と出会い、共に魔の島の謎を解き明かすことになるのだが――。

一巻から完成度が高すぎるダークなハイファンタジー! 処刑人が何故魔の島を探索することになったのかを知った時、震撼する!?

この作品は、立ち入れば、二度と生きては出られぬという『魔の島』で『不死の水』を求めて処刑人が探求するというストーリーで、本当に読み応えが抜群でした!

魔の島を探索するのは、処刑人だけでなくどんどんと増えていく仲間たち……、そんな仲間たちも一癖も二癖もある個性溢れるキャラクターばかりなんですよね~

そんな彼らが何故『魔の島』を探索しているのかという理由がしっかりとあり、それぞれの登場人物に共感を持てました。

特に、処刑人が何故あのような島を探索することになったのかを知った時、「しっかりとストーリーが考えられているなぁ」と思ったのと同時に、「完成度がとてつもなく高い!」と感じました。

あんな背景があったのかと震撼しますよ!

”古代の英雄(オールド・ワン)”が戦ったとされる『魔の島』、上陸する人間が例外なく消息を絶ち、未開拓のまま放置されている島……。

男はそのような伝説の地に、『不死の水』を求めて足を踏み入れようとしていた。

その男「サビトガ」は、王家に仕える”処刑人(ヘッズマン)”であり、槍を片手に生還者が一人もいない『魔の島』へと上陸することになります。

上陸して早々に森を突き進む「サビトガ」であったが、そこで熊と遭遇することになり……、それも見たことのない種類の熊であり、化け物級の大きさであった。

また、その場にはその熊を誘き寄せ、罠を仕掛けようとしていた人物がおり、その人物とは八歳か九歳ほどの頼りない少女であって……。

「サビトガ」はその熊と対峙し、なんとかその化け物を撃退することになるのだが、それと同時に「サビトガ」は意識を失ってしまうことになります。

意識を取り戻すことになった「サビトガ」、しかし、その場には先ほどの少女の姿はすでになく、そこにいたのは農夫の格好をした、若い男であった。

第三位の作品は「魔王の処刑人」!

処刑人の行く末……、何故、彼は『魔の島』を探索することになったのか? 気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第2位:「ラストラウンド・アーサーズ」〈著者:羊太郎 イラスト:はいむらきよたか〉

 生まれながらにして、すべてのことが出来すぎてしまうせいで空虚な日々を過ごす高校生、真神凛太朗。暇つぶしのため、あえて“最弱”と呼ばれる瑠奈=アルトゥールの陣営に加わり、来るべき世界の危機を救うため真なるアーサー王を決める《アーサー王継承戦》に参加することになるのだが……。
「私のエクスカリバー…売って、お金に換えちゃったから」
 瑠奈は、聖剣を売り払い、召喚した《騎士》のケイ卿にはコスプレさせて利用したりするロクでなしで!? しかし絶望的な危機に瀕した時、瑠奈は凛太朗さえも認める強さを垣間見せ――。
 新たなるアーサー王伝説がここに始まる!

最弱のロクでなしアーサーと最強の外道マーリン、最高のパートナーが送る『アーサー王継承戦』の開幕!

面白いし、「早く続きが読みたい!」っていう気持ちにさせてくれましたね~

この作品は、アーサー王の伝説を題材に壮絶な戦いが繰り広げられていくのですが、とにかく登場人物が凄く魅力的なんですよ!

登場人物は、ロクでなしで最弱の「瑠奈=アルトゥール」を筆頭に、外道でチート能力を持つ「真神凜太郎」など、魅力的なキャラクターばかり登場します。

しかし、普段はロクでなしの「瑠奈」でもあっても、彼女にしっかりとした王としての素質を持っており、そんな彼女の本質を知った時、また、彼女の生き様に気付いた時、「瑠奈」のこれからをもっと見てみたいって思いましたね~

そこが個人的にこの作品を推したいと思えたシーンの一つです!

「真神凜太郎」も外道っぷりを多く見せてくれるのですが、なんやかんやで「『瑠奈』との最高のパートナーだな~」って最後の最後で納得してしまいます。

ロクでなしで最弱なクズアーサー「瑠奈=アルトゥール」と、チートで外道な「真神凜太郎」による『アーサー王継承戦』の幕開け!

片方の少女の得物は、片手半剣(バスターソード)、一方、もう片方の少女の得物は、細剣(レイピア)。

そんな二人は人の領域を逸脱している動き……、であったのだが、片手半剣の少女「瑠奈=アルトゥール」は明らかに劣勢に立たされていた。

相対する細剣の少女の名前は「フェリシア=フェルラルド」、彼女が持つ細剣は”エクスカリバ―”であり、それは『アーサー王継承戦』に参戦する”王(キング)”にとって重要な主力兵装であった。

しかし、「瑠奈」の手にはエクスカリバ―はなく、彼女はお金に困ってエクスカリバーを売ってしまっていたらしい。

刹那、そこに一人の少年が現れ、二人の戦いを止めることになり……、彼の名前は「真神凜太郎」、後に「瑠奈」に力を貸すことになる存在であった。

第二位に輝いた作品は、「ラストラウンド・アーサーズ」!

ストーリー・登場人物、イラストと文句なし!「ロクでなし」を少し彷彿させ、個人的に気に入った作品でしたので、気になった方はぜひ読んで下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第1位:「僕は何度も生まれ変わる」〈著者:十文字青 イラスト:だーくろ〉

 ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった―はずなのに、まさか生まれ変わった……のか? でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに“彼女”が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を“劣等種”呼ばわりする“人間の帝国”の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの“魔王”から使者が来た。はあ? 僕が魔王の隠し子だって…!? ――これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ“僕”がやがて英雄へと至る物語――泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!

五度目の生まれ変わりのその先へ……、今ここに続きが非常に気になる”大逆転劇”の幕が上がる!?

個人的に戦記もの、軍記ものが好きなのも相まって、私にとったら最高の作品でしたね~

この作品は、何度もショッピングピンクの女に命を奪われる主人公が何度も生まれ変わり、そして、大逆転劇を見せていく?っていうストーリーで、続きが非常に気になる一冊だと思いますよ!

この作品の見所はやはりタイトルにもある通り、”何度も生まれ変わる”ということ……、そうして主人公がぎりぎりになりながらも戦っていく姿も心惹かれると思います。

勝つか負けるかのあのギリギリ感……、また、「一人ではなく、様々な種族と共に戦っていく、それも人間相手と……!?」っていうシーンも今までにあまりなく興味を引く設定でした。

序盤から中盤にかけて、登場人物と数ある地名を覚えるのは大変ですけど、全てを把握すると断然に面白くなりますので、気になった方はぜひ読んで欲しい。

いつかどこかで会ったことのある女……、漆黒の髪に瞳の色はショッキングピンク!!

しがない社畜の人生を送っていた29歳の男性……、そんな彼は車に轢かれてしまい人生の幕を閉じることになる……、のだが……。

二十九年間の軌跡は「ラニィ」の中にしっかりと刻みつけられていた……、そう、その男性は「ラニィ」として生まれ変わったのである。

「ラニィ」の目の前には、初恋の女性「ミシャ」がおり……、しかし、そんなある日、黒外套の女が襲撃してくることになり、「ラニィ」はまた命を落とすことになる。

そうして再び生まれ変わった「ギルヒー」、あの日、『エヴァラスティア帝国』の襲撃によって自分の命と初恋の相手を失うことになった。

そのため帝国の兵たちに憎しみを持つ「ギルヒー」は、対帝国軍の志願兵として、憎き帝国兵と対峙することになる……、のだが……。

表紙のイラストは最高ですね~、特にピンク感満載の「リンゼリカ」のイラストは最高ですし、敵ながらこれだけ好感を持てる登場人物は久しぶりです。

文句なしに面白かった作品であり、第一位に挙げるくらい最高でしたので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

2018年ライトノベルランキング【2018年6月~8月編】を振り返って

と、ここまで2018年新作ライトノベルランキングを紹介してきました!

やっぱり『スニーカー文庫』は毎月毎月面白い新作を出版してくるし……、特に「灰と幻想のグリムガル」の作者「十文字青 」先生の新作もかなり良かったし、『小説家になろう』で投稿されていた「真の仲間」もかなりの良作でした。

その他にも富士見ファンタジア文庫の「ラストラウンド・アーサーズ」や、今回のダークホースとも言える『ヒーロー文庫』の新作「魔王の処刑人」も読んでいて非常に引き込まれましたね~

紹介している作品はどれも面白い作品ばかりのラインナップとなっております?ので、ぜひ一度書店で見かけたら手に取って見て下され。

ただ別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~

あと、面白いのに紹介していない作品などがありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります、時間があったら、購入して読んでみます。

また、この記事の感想こうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!

そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。

次はおそらく”2018年9月~11月”に出版された新作ライトノベルランキング12月10日あたりに挙げれればいいと思っているので、ぜひよろしくお願いします(^^)/。

ちなみに、前回紹介した第一弾・第二弾の記事はこちらです!

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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  • どうも、赤の魔導書の管理人です。
    私は、アニメや漫画、ラノベ、アニメ映画など、見たり読んだりするのが好きで、「一人でも知らない人にこんなすごい作品があるんだ!!」という思いを伝えたくて、このサイトを立ち上げました。

    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

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