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2018年新作ライトノベルランキング【2018年9月~11月編】 厳選した10作品を紹介していく!

2018年新作ライトノベルランキング第4弾を紹介していこうと思います!

第3弾に引き続き今回は第4弾の紹介で、今回対象とさせていただいた作品は、”2018年9月~11月までに出版された新作ライトノベル”です。

そして、今回も10作品を紹介していきます。

ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。

では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルとの”出会い”があればと思います。

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2018年新作ライトノベルランキング【2018年9月~11月編】

画像は【電撃文庫公式twitter】【講談社ラノベ文庫公式twitter】【富士見ファンタジア文庫公式twitter】【スニーカー文庫公式twitter】【オーバーラップ文庫公式twitter】よりそれぞれ引用

管理人が”2018年9月~11月”までに出版された新作ライトノベルを読んだ本数は約15冊です(※読んだ本数が少ないのはご勘弁して下さい<(_ _)>)。

その読んだ約15冊の中で、管理人が気に入ったライトノベル10冊をランキング形式で紹介していきます。

第10位:「JK堕としの名を持つ男、柏木の王道」〈著者:永菜葉一 イラスト:kakao〉

 最強の会社員、爆誕。闇堕ちしたJKたちを社会人パワーで蹂躙&救済! モテまくる!? 有栖川グループ社員の柏木啓介はある日、社長の思いつきで備品として聖ルルド学園へ送り込まれる。そこでは資産家令嬢のJKたちが『借金返済ゲーム』と称し、殺し合いをさせられていた。大人として見過ごせず、柏木は備品枠でゲームに介入。生徒会の久遠寺玲花を倒し、泣かし、救済する。「サービス残業だ。お前たちは俺が救う。あとは任せろ」「こんな大人、初めて…っ。オジサマ、素敵! あたしを抱いて!」絶望したJKたちを救うため、柏木の快進撃が始まった。会社員と女子高生の新たな王道、ここに開幕!

社畜が最強すぎるライトノベル!? そして、エッチィ展開にエッチィイラストもあったりして……。

まずこの作品を読んで最初に出てくる言葉は……、”日本の社畜は最強すぎるっ!!”ということ。

本当にこんな社畜がいたらヤバいですし、数々のとんでも話に笑わせてもらいましたね~

まさに爽快感満載の作品であり、「柏木」の姿を見ていたらあらゆる意味で”最強”の二文字が相応しいと思ってしまいますよ!

また、この作品に欠かせないのはやはりあのエッチィ展開……、言うまでもなくエッチィですし、ヒロインがとにかく可愛いんですよね~

著者は合法だとあとがきに書いておりましたが、JKのあんな姿やこんな姿を見せられたら……、ヤバいし、「『姫乃』さんっ!?」ってなってしまいます。

男の名は柏木啓介。二十八歳、独身。世界的な大企業・有栖川(ありすがわ)グループに属するビジネスマンである。

絶海の孤島に隔離された学び舎――『聖ルルド学園』、そこは世界中から資産家の令息令嬢たちを集めた学園であり……、しかし、入学条件となるのは没落寸前の資産家であるということ。

この学園では、生徒たちが一発逆転を賭けた、借金返済ゲームを行っており……、その名も『奇跡のルルドゲーム』。

輸送ヘリに乗りながら「柏木」はそんな学園に憤りを感じていた……、その時、「柏木」のアラートが鳴り響き、彼女は今まさに窮地に立たされているということを「柏木」は気付くことになって……。

そうして、死のギャンブルが蔓延る学園へ向けて、社畜は空を舞うのであった。

「有栖川姫乃」は有栖川グループの跡取り娘……、そんな彼女はあられもない姿で、予想だにしない窮地に立たされており……。

主人公最強でエッチィ展開もあるけど、その中に”熱い展開”などもあって、とにかく個人的にめちゃくちゃ嵌まった作品でしたので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第9位:「リオランド」〈著者:岩井恭平 イラスト:れい亜〉

 リオランド王国の若き天才騎士・ミカドが戦場で出会ったのは、《科学》の異世界の姫・エチカ。監視役となったミカドとエチカは互いの信念に惹かれ合うが、リオランド皇女・“予言姫”リューリリリィにより、《科学》世界の王国侵攻が示され!?
「オレはこの国とリューリ姫をお護りする。手を貸してくれ」
「私はこの戦いを止めて故郷に帰りたい。お願い、手伝って」
 リューリへの忠誠、エチカとの約束のため、ミカドは戦場でその真価を示す。その先には別れがあることを――そしてリューリリリィの紡ぐ予言が、大陸を禍乱へ導くことを知りながら。
魂を震わす運命と叛逆のヒロイックファンタジー、開宴!

ファンタジーとSFを融合させたライトノベル! 叛逆のヒロイックファンタジーが今始まる!!

ファンタジーとSFを融合した作品! しかも、地球人が侵略者というヒロイックファンタジー。

前半はファンタジー色強めの展開になっており、後半から次第にSF色が強くなっていきます。

後半からの怒濤のSF感に多少驚きはありましたが、相容れないこの二つの要素をうまく世界観に落とし込んでいたと個人的に思います。

そのため、その世界観に引き込まれましたし、今まで読んだことのない斬新さも含まれていたので、読みたい気持ちが止まらなくなってしまいましたね~

『リオランド王国』・辺境第三騎士団団長を務める「ミカド・キャバレッティ」という男

団長と呼ばれる若い騎士「ミカド・キャバレッティ」、男爵という爵位と、国境を守備する辺境第三騎士団の軍団長という肩書きは、十七歳の若さでは異例である。

「ミカド」たちは今戦場にいる……、そんな戦場を照らす青空は、突如として紫雲に覆われ、紫電の雷が降り注ぐことになる。

”天穹門”は、異なる空を繋ぐという……、そうして、”天穹の雫”と呼ばれる、未知の物体をもたらすといわれている。

「ミカド」が”天穹門”を知ったのは幼少期の頃、気まぐれに開いた一冊の冒険譚……、”雫。異なるもの。天穹門から現われるもの、あるいは者、其れらはハローズに、争いと戦いを招く。なぜならば、其れらは等しく侵略者だからだ”。

幼い頃の「ミカド」の魂が揺れたのは、まだ見ぬ侵略者たちに恐怖したからではない。あの時に抱いた感情は無限の可能性への憧れ……、しかし、一軍を率いる騎士となった以上、母国の脅威となり得る、災厄である。

これからどんな争いを見せてくれるのか楽しみな序章の第1巻! 気になった方はぜひ読んでみて下さい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第8位:「名もなき竜に戦場を、穢れなき姫に楽園を」〈著者:ミズノアユム イラスト:切符〉

 名前のない荒野。魔導王国と機械帝国の果てなき戦争により、命が無価値に失われ続ける戦場には、二人の“最強”がいる。
 魔導王国の獣騎兵《屍喰竜》として戦場を蹂躙するクロト。
 帝国最新鋭の兵器を駆るために生み出された姫、ロア。
「俺たちは相容れない。戦争の終結は屍喰竜による殲滅だけだ」
「戦争を終わらせて、わたしの名を栄光と共に刻むんだから」
 無惨に死んだ少年兵たちの命を背負うクロトと、勝利という理想を求めるロア。戦場以外で邂逅するはずのなかった宿敵同士が出会い、彼らは知る。互いの胸に抱く願いと決意を――。
 銃と咆哮、存在すべてをかけて戦う少年と少女の激戦の物語。

魔法と科学が交錯する世界、絶望に満ちた戦場で最高のボーイ・ミーツ・ガールが今始まる!?

絶望に満ちた戦場で最強の竜と最強の機械兵が激突する……、しかし、戦場以外で二人が出会う時、最高の”ボーイ・ミーツ・ガール”が始まる。

戦争を終わらせたいと同じ信念を抱く最強の二人……、戦場では何度も対峙しているのだが、戦場以外では初めて顔を合わせる二人。

そこから二人が次第に打ち解けていく様は見ていてほっこりするのと同時に、最後の展開はどうなっていくのだろうというドキドキ感もありました。

流石に最後まで”ボーイ・ミーツ・ガール”が続くなんてそうは問屋が卸さないでしょう。

百年続く戦争の最前線『名前のない荒野(ノートフィールド)』と呼ばれる国境地帯の、地獄そのものの光景。

名前のない荒野に居る者は、誰もがそうだった……、人を人とも思わない、命を命と思わない全ての価値が終わる場所。

無慈悲に砲火は降り注ぎ、魔獣の血と肉が大地を濡らし、苦痛の果てに、やがて視界の全てが残酷な蒼色に埋め尽くされていた。

その戦場に『ジグローゼス』の最強戦力、『メフィエラ』に終焉をもたらす最強最古の魔獣「屍喰竜(ニーズヘッグ)――クロト」が『輝動鋭機(アインダート)』と呼ばれる機械兵を蹂躙していた。

一方、「屍喰竜」と対峙する『メフィエラ』最強の上位機械兵『レシュノルティア』を操る「銀嶺(ぎんれい)――アルフィニス・ロア・シュルテミット」。

激化する二人の戦闘、牙と剣が衝突し、爪と射撃が同期し、赤雷と蒼光が相殺されて……。

打ち解けていくにつれお互いを知っていく二人、そして、終わることのない戦争の事実を知り……、読んでいくにつれかなり嵌まっていく作品ですよ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第7位:「青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルお気に入りになる」〈著者:刑部大輔 イラスト:あやみ〉

昼休みに教科書ばかり開いているぼっちの一条純は、青春世界における敗者だ。ある日、“気に入った男は食う”と噂される学年一のギャル・橘かれんに勉強を教えて欲しいと言われ、彼女と二人きりで放課後を過ごすことに。かれんはクラス内でも純に話しかけてくるし、陽キャ集団とは仲良くなるし、何故か彼女とデートすることになるし、あげくに二人が付き合ってるとまで言われ始めて!?「いろんな噂流れてるらしいけど、あたしキミがいちばん仲良い男の子だよ?」「ふつーにカッコいいし」「あたしも同じ。ドキドキが止まんないの」「こんなの初めて…」ギャルにかまわれまくって、ぼっちの日常が一変していく!

糖度高めのライトノベル! 小説家になろうから甘くて甘い学園ラブコメがここにっ!!

「これでもかっ!!」というくらい”ラブコメの甘さ”を詰め込んだ作品であり、ニヤニヤがとまらなくなってしまうラノベです。

読んでいくにつれ、イチャイチャ度が増していき、「もう早くくっつきなよっ!」と何度心の中で思ったことかっ!!

それくらい二人はイチャイチャイチャイチャし、もうなんか自然と見守りたくなってしまうんですよね。

そんな甘ったるいラブコメを加速させているのが、メインヒロインの金髪ギャル「橘かれん」。

何度も積極的に迫る「かれん」といつも絡まれるぼっちの主人公「一条純」……、「一条」は最初戸惑いを感じていたが、いつの間にか両思いになっていく展開は何かドキドキさせられましたね~

ぼっちの「一条純」の日常は金髪ギャル「橘かれん」によって変えられていく!?

隣の椅子から俺のノートを覗き込んでいる派手な金髪の女子は「橘かれん」。

同じクラスのギャルに宿題を教えている根暗ぼっちの「一条純」……、「えへへ……。同じクラス……だよね?」。

クラスの男子の間では、気に入った男はわりと誰でも食う「ビッチ」としての悪名が広がっており、ぼっちである俺でも彼女の存在を知っているくらいだ。

だがそんなギャルはどうして勉強を教えてなんか……、しかも、なんでこんなに楽しそうなんだよ。

嫌われ気味なガリ勉ぼっちな俺。クラスの中心でいつも笑っている、派手めな少女。これは、そんなモブ以下の男子と華やかな女子の話。

小説家になろう原作の学園ラブコメライトノベル! 二人の加速する学園ラブコメをぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第6位:「俺はアリスを救わないことに決めた」〈著者:清水苺 イラスト:桜木蓮〉

立川誠は、かつて孤独の淵で、悪魔的な魅力を持つ少女に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられたことがある――彼女の名は遠越有栖。有栖を必ず見返すと心に誓い奮闘していた誠の前に再び現れた有栖は、吸血鬼のような、淫魔とも言える蠱惑的な笑みを浮かべ囁いた――『また昔みたいに遊びましょうよ』――そんな折、誠は気まぐれで一人の少女、葛城りるを助けた。天使のように純真で奔放なりるは、有栖がもたらした極限の快楽に侵され常軌を逸した行動を始める誠に、自らの愛とからだを擲って救いを与えようとするのだが……最凶なまでに美しい悪魔と純潔だが汚れを恐れない天使の、美しく哀れな子羊を巡る興奮と欲望のダークネスサーガここに開幕!

エロティックなダークさが光る異質なライトノベル! 「有栖」の淫らで不気味な感じに引き込まれる!?

ここまでドロドロでエロティックな展開になろうとは思いもしなかったし、最近のラノベの中だと異彩を放っている作品だと力強く言えますね~

リアルすぎる登場人物の心情、快楽と狂気に満ちた「遠越有栖」という女性と最初抱いていた感情からどんどんと主人公が「有栖」に変えられていく様など引き込まれる要素は十分すぎると言っていいほどありますよ!

また、一巻最後の終わり方が凄く絶妙的でした。

このような形で幕を閉じるのかと……、2巻からの展開が気になる終わり方をしていたところも注目ですよ!

「遠越有栖」……、彼女はまるで、鏡の中にいる人のようだった。

どこか現実感がなくて、絶対的な壁があって……、決して触れることは許されない。

そんな「有栖」に触れたいと思わせるなにかがあって、鏡を覗き込むたび、真っ黒なドレスを着た彼女はこちらに気付いて微笑む。

「誠」は現在、後ろ暗い過去があるとは思えないほど、高校生活を謳歌している。

それもすべては、自分にかつて本当に酷いことをした有栖を―――見返してやるため……、「アイツを見返してやるまで、俺の闘いは終わらない!!」

ダークでドロドロ……、でも、そこに淫らな”エロさ”が加わり、異質なライトノベルとして読んでほしい作品!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第5位:「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」〈著者:逆波 イラスト:Bou〉

「ようこそ。人ならぬ人が跳梁跋扈する、もう一つの現実へ」
会社帰りに事件に巻き込まれ、“刀”を手にしたことで“覚めたもの”――異能者となったサラリーマン・榊平蔵。表社会から存在を抹殺された平蔵は、異能をもって影から日本を守護する組織『近衛』に入隊する。高額な報酬のためサラリーマン時代に磨いた手練手管を駆使する平蔵だったが、護衛対象である高貴な一族の一人娘・日桜や近衛の仲間たちとの交流を通し、自身の在り方を見つめ直していく。一方、闇に潜む他国の魔の手が、日桜と“刀”を狙い蠢いており……? 世俗にまみれた青年と無垢で高貴な幼女が織りなす異能剣戟アクション、開幕!

サラリーマンとしての生き様を刻め! そんな中、殿下の太ももぺちぺちは癒やしそのもの!?

サラリーマンらしい思考も反映されており、かなり面白い作品となっています。

負けた相手にも何度でも立ち上がるあの姿、そして、失敗したことから学びこの先に活かしていく向上心、サラリーマンとしての生き様を感じましたね。

そして、ボロボロになりながらもそれでも立ち向かっていくサラリーマンにはさすがに熱くならないわけがない……、かっこいいの一言。

また、そんな戦いの中で、殿下の太ももぺちぺちは本当に癒やしそのもの。

そんな「榊平蔵」と殿下のやり取りが面白く、11歳の殿下にはロリッ娘とは思えない全てを包み込んでくれる包容力があるんです(自分でも何を言っているか分からない)。

金が唸るほど欲しい。うざったいぐらい欲しい。使いきれないぐらい欲しい。でも、無能の下に付いて働きたくはない。

欲しいのは金と権力……、二つを併せ持つために自分なりに必要なものを考え、知識と見聞、そして、今を知ること、この3つのことは就職して三年間欠かしたことはない。

そんなサラリーマンである「榊平蔵」は仕事終わりに事件に巻き込まれて……、目の前にはアタッシュケースと数本の刀が散らばっている。

ぶつかった外国人から放たれる強烈な殺気、向けられた眼は俺の右手に注がれており、いつの間にか「平蔵」は刀を握っていた。

その刀を握った瞬間、思考が沸騰し、色を持っていたはずの世界が真っ赤に染まった。

気付いた時には「平蔵」は見知らぬ部屋の中にいて、そして、軍服を着た知らない女「鷹司霧姫」に突然話しかけられる……、どうやら俺は特別な力を手に入れ、それと同時に自由を失ったらしい。

「小説家になろう」原作で、著者自身もサラリーマンとしての経験もおそらくこの作品に詰め込まれているだろうこの作品、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第4位:「君は世界災厄の魔女、あるいはひとりぼっちの救世主」〈著者:大澤めぐみ イラスト:切符〉

 数百年続いた「帝国」と「王国」の戦争。泥沼の戦いを終わらせたのは、「愛」を説く新たな教えだった。愛は世界を救い、誰もが虐げられることなく、奪われる心配のない、安心して幸せに暮らせる世界が実現した。しかし、その完全なる調和を脅かす『災厄の魔女』アンナ=マリアが現れて――
「“善き人”は全て殺す。わたしは、わたしの世界を取り戻す」
 これは、世界最強で無敵で冷酷で残虐でありえないほど綺麗な僕の姉さんと、僕が、たったふたりで世界を敵に回して戦う、向こう見ずな物語だ。

終盤の展開につれて明かされていく真実!? タイトル回収も素晴らしすぎる!

時系列が現在→過去→現在とそれぞれ進んでいくのですが、ページをめくるにつれて明かされていく真実に度肝を抜かれてしまいますね~

何故彼ら姉弟はたった二人で人類を敵に回すことになったのか、平和な世界を脅かす存在になってしまったのか、その事実を知った時、一気に最後まで読みたくなってしまいますよ!

そして、タイトル回収も素晴らしい。

「君は世界災厄の魔女、あるいはひとりぼっちの救世主」、「何故世界災厄の魔女なのにひとりぼっちの救世主なの?」って思ってしまいますが、最後まで読むと納得させられてしまいます。

数百年にもわたって戦争ばかりを続けていた不毛の時代に生まれ落ち、時代の必然として戦う運命を背負ったふたりの姉弟が世界のすべてを敵に回す向こうみずな物語。

”善き人”たちを皆殺しにし、自分たちの本当の居場所を取り戻すため、「アニー」は「アーロン」とともに完全なる平和な世界を脅かす。

しかし、何故そのような結果になってしまったのかは「アニー」と「アーロン」が出会う三年前へと遡ることになる。

『アビエ二ア帝国』の諜報機関、スレイプニルの制服である漆黒の方衣に身を包んでいる「アンナ=マリナ・ヴェルナー」と「ユージーン・ゲフィオン」。

二人は”災厄の魔女”と呼ばれ、方術士の適正を持つ者。

彼女たちの戦闘力は尋常でなく高く……、そのため、彼女たちは”災厄の魔女”と呼ばれ、恐れられていた。

「おにぎりスタッバー」・「6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。」に続く新作ダークファンタジー、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第3位:「同棲から始まるオタク彼女の作り方」〈著者:村上凛 イラスト:館川まこ〉

 彼女にするなら絶対にオタクの女の子がいい。さらに黒髪ロングの清楚系で、美少女系コンテンツが好きなら最高だ!
 なのになぜ!「あんたが言ったんだからね!? 私を、オタク男子の理想のオタク女子にしてやる、って……!」俺の好みとは真逆の隠れオタクでリア充ギャルの二科心と同棲することになってんだ!?「男性向け同人誌って、色々しっかり描かれてるんだ……」俺の同人誌を部屋に持ち帰るな!「早速写真撮ってくんない?」コスプレ、パンツ見えそうだぞ……。「これでウケ悪かったら恨むからね!」オタク男子はみんな童貞を殺す服が好きなんだよ! オタクとギャルの同棲協定ラブコメ!

「冴えカノ」コスプレのカラーイラストがヤバすぎる!? 「村上」先生待望の最新作がここにっ!

終始ニヤニヤしながら、何も考えず(良い意味で……)読んでいられる作品。

「村上」先生の作品は”読みやすい”と定評があり、この作品に関してもすぐに読み終わった印象ですよ。

この作品の読みどころとしては、主人公とメインヒロインが互いに理想の相手に関して、指摘しあっているシーン。

「理想の相手を追求しすぎ……」とかも思ったりするのですが、なんか二人とも頑張って理想の彼氏/彼女を作ろうという意志は伝わりましたね~

と同時に、「最後にはふたりくっつくのでは……?」と思いながら読んでいたのですが、気になるヒロインなんかも登場し、どんな展開でストーリーが進んでいくのか予想がつかない。

オタクである「一ヶ谷影虎」の目的は”オタクの彼女を作る”ということ。

彼女を作るなら、オタクの女の子がいい……、しかし、学校には俺の理想とするオタク女子は見つからず、「影虎」は『オタク恋活&友活パーティー』に足を運んでいた。

といっても、完全に出遅れることになるコミュ障オタクの俺……、このまま誰とも会話ができず帰ろうとした時、とある女の子とぶつかった。

その女の子とは同じ学校、同じ学年、隣のクラスの生徒「二科心」であって……。

「二科」には友達が多く、ビッチっぽい見た目で、リア充男子からの人気が高く、それでいて服装頭髪以外の学校での態度は至って真面目、成績も良いと噂されているハイスペックリア充女である。

そう、どう見てもビッチにしか見えない外見のリア充女は、俺と同じようにオタクの異性との出会いを求めて『オタクオフ会』に参加し、彼女自身もガチオタだったのである。

「冴えない彼女の育て方」の著者「丸戸史明」先生も推薦している「村上」先生期待の最新作! 気になる方はぜひ読んでみてほしい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第2位:「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」〈著者:上栖綴人 イラスト:GoHands〉

熾天使が降臨し、異能で溢れた世界初の【異世街】裏吉祥寺。そんな街で唯一、本当の異世界に召喚されていた小鳥遊士狼は、背徳の禁忌を犯す事で魔神を殲滅し『七つの大罪』全ての力を得て帰還。異能グループ《餓狼旅団》の最高幹部筆頭になり気ままな日々を送っていた。だがある日【千年に一人の委員長】と評判の少女、鴻崎唯が男達に追われるのを目撃! 助けた拍子に、士狼の【禁断の色欲】が唯へと刻まれてしまい――「大丈夫だよ。委員長の色欲は俺が鎮めるから」「あの小鳥遊くん……何で無駄に良い笑顔なの?」
二つの運命が絡み合う時―世界は新たな最強を知る!
『新妹魔王の契約者』の上栖綴人が描く【最強】×【禁忌】の異世街黙示録!!

「新妹魔王の契約者」からのやりすぎた新作ラノベ! ラノベ史上最もエッチィし、サービスイラストもとにかくヤバい!?

エッチィ、面白い、エッチィ、主人公最強すぎる、エッチィ、ヒロインが可愛すぎる!

とにかく主人公がとてつもなく強いし、読んでいて爽快でしたね~

そして、「新妹魔王」に引き続き凄くエッチィし……、文章もとてつもなくヤバい表現だらけ……、さらに、イラストもサービスを超えて……、すでに「『新妹魔王の契約者』を超えてエッチィのではないかッ!!」って思うくらいです。

その上、ストーリー展開も文句なしに面白く、委員長なのにエッチィっていうこの矛盾感……なんか背徳感があって良いですよね~

タイトルにもある通りいろいな意味でやりすぎている作品です。

これは、大罪の力をその身に宿した少年少女の物語……、異能特区『裏吉祥寺』で、誰よりも自由に生きている―――狼たちの物語。

20XX年――吉祥寺の街に突如降臨した七体の熾天使(セラフ)……、それらの降臨と同時に井の頭公園周辺の人たちに異能の力が宿り始めるというとある現象が起きた。

そして熾天使たちは、公園内に高層の建造物を出現させると、姿を消してしまった。

そんなことで吉祥寺は世界初となる『異能特区』へと政令指定され、人類の新たな可能性を求め移住希望者が殺到。

『転生届け』という正式な届け出がないと吉祥寺に移住することはできなかったのだが、やがて不法に『異能特区』へと移住する者も現われ無法地帯へと化してさえいた。

政府はこうした無法地帯化を黙認……、数年後、吉祥寺に都内最大規模の歓楽街が形成され、そこは『裏吉祥寺』と呼ばれるようになっていた。

「新妹魔王の契約者」からの新作ラノベ! サービスシーンもなのですが、話の設定などもとにかく引き込まれるので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第1位:「七つの魔剣が支配する」〈著者:宇野朴人 イラスト:ミユキルリア〉

 春――。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。そんな魔法使いの卵たちを迎えるのは、桜の舞う満開街道と魔法生物たちのパレード。
 が、希望に胸躍らせるのも束の間。キンバリーの孕む数々の脅威が彼らに襲い掛かる。気まぐれに生徒を飲み込む地下迷宮、怪物じみた上級生たち、亜人種の人権を巡る派閥の対立――。
 そんな魔境を仲間と生き抜く中、オリバーは一人の少女と縁を結ぶ。腰に日本刀を提げたサムライ少女――ナナオ。
 二人の魔剣を巡る物語が、今、始まる。

今期トップ5に入るくらいの神作品!? 見逃せないほど壮絶な二人の剣戟がここにっ!!

今回の新シリーズは言うまでも無く面白かったし、これは間違いなく今期トップ5に入るくらいの神作品だったと思いますよ!

とにかく世界観、話の設定と、とにかく凄いんですよね~、これぞ”学園ファンタジー”!!!

そうして、その世界観の中で繰り広げられるバトルには鳥肌が立ってしまいますし、本当に時間を忘れて読み込んでしまいましたよ!

読んでみると分かるのですが、とにかく熱すぎる剣戟に目が離せなくなりますし、そこに”魔法”も加わるのだから熱くないわけがない。

”魔剣”の示す意味を知った時、あなたは激動する!? これからが非常に楽しみな作品です!

――春の魔法を見たければ、キンバリー魔法学校の入学式準備を見に来い。

全長にして一キロ以上にも及ぶ満開街道(フラワーロード)……、今年も新入生がこの魔法学校名門『キンバリー』へとやって来る。

その新入生の一人……、紺色のズボンに灰色のシャツ、その上に重ね着た黒いローブ、腰には白杖と鞘に収まった杖剣が一振りずつ差してあり、身長は十五歳男子の平均に近い五フィート弱……、髪は程良い長さの黒の直毛。

彼の名前は「オリバー=ホーン」、誰の目にもごく一般的な、キンバリー新入生の装いのはずだった。

また、その新入生の列の中にはただひとり、他とは全く違った衣装を身にまとう少女もおり……、その特徴的な外見から導き出されるのは”サムライ”であった。

そんな中、魔法生物の行進(パレード)が行われることになっており、トロールなどの亜人種も歩かされていた……のだが……。

突如として、そのトロールが暴れ出し、危険迫るキンバリー新入生たち……、そこにあの東方(エイジア)のサムライがトロールと対峙することになります。

バトルラノベが好きな方は必読!? 魔剣を巡る学園バトルファンタジーをぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

2018年ライトノベルランキング【2018年9月~11月編】を振り返って

と、ここまで2018年新作ライトノベルランキングを紹介してきましたが……。

紹介した中でやはり断トツに面白かった作品は「七つの魔剣が支配する」! もう好きを全て詰め込んだファンタジー作品であり、これからが非常に気になってくるライトノベルです。

その他にも「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」や「同棲から始まるオタク彼女の作り方」なども文句なしに面白かったですよ。

なお個人的になかなか斬新だと思った作品が「俺はアリスを救わないことに決めた」で、なんかこれまでのラノベの中で異質な作品でしたね~

閑話休題

別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~

あと、紹介していない作品などもあると思うのですが、「これ紹介してねぇぞ、この野郎」とか「おいおいおいおい、この作品はっ?」とかありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります、時間があったら、購入して読んでみます。

また、この記事の感想こうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!

そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。

次はおそらく”2018年12月~2019年2月”に出版された新作ライトノベルランキング3月10日~25日あたりに挙げれればいいと思っているので、ぜひよろしくお願いします(^^)/。

ちなみに、前回紹介した第一弾・第二弾・第三弾の記事はこちらです!

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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  • どうも、赤の魔導書の管理人です。
    私は、アニメや漫画、ラノベ、アニメ映画など、見たり読んだりするのが好きで、「一人でも知らない人にこんなすごい作品があるんだ!!」という思いを伝えたくて、このサイトを立ち上げました。

    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

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